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高齢者住宅研究所による詳細な機能調査(※)をもとに、サービス付き高齢者向け住宅を4段階に評価分類しました。安心して居住できる“住み替えの住まい”としての機能を満たした優良な住宅を当サイトで紹介しています。

 
  サービス付き高齢者向け住宅とは、以下の3つの登録条件を持つ賃貸住宅です。
  (1) 床面積が原則25㎡以上。但し、居間、食堂、台所その他の部分について共同利用に十分な面積を有する場合は18㎡以上でも可。便所・洗面設備等の設置、バリアフリーであること。
  (2) サービスを提供すること。(少なくとも安否確認・生活相談サービスを提供します。)
  (3) 高齢者の居住の安定が図られた契約であること。前払家賃等の返還ルール及び保全措置が講じられていることが定められています。
 
  現在、サービス付き高齢者向け住宅に関する情報は、国土交通省・厚生労働省が公開している「サービス付き高齢者向け住宅情報提供サービス」や、当研究所提供の「サービス付き高齢者向け住宅かんたん検索サービス」などで各住宅の概要を知ることはできます。当研究所ではさらに高齢者やご家族の方の視点に立って各住宅の運営等の詳細を把握できるように、入居者ご自身のニーズにあった、安心して住み続けることのできる、住み替えの住まいを選ぶ時の参考となるポイントを考えました。ここでは高齢者住宅研究所が選定した優良住宅をご紹介します。
 
 
  図1 調査のフロー図
 
  全国のサービス付き高齢者向け住宅全2055件(2012年12月末までの登録済)を対象にし、都道府県に登録する際に提出した全資料(アンケート票、契約書、重項、平面図等)が揃った647件を評価しました。文書調査、現地調査を行った結果、選定した優良住宅23件(一部)を第一弾として今回紹介します。
   
Aランク
(優良住宅)
4つの概念(住まいとしての前提条件、安心・安全の確保、生活上の自由の確保、入居者の尊厳の保障)を満たす住宅
Bランク
(標準的住宅)
住まいの前提条件を十分に満たし、“安心・安全”並びに“生活上の自由”を確保していると考えられる住宅
Cランク
(基準的住宅)
国の登録基準を満たした住宅
Dランク 契約書などが「居住の安定が図られた内容である」ことに入居者の立場からみて疑問が残る住宅
   
図2 機能調査による評価結果
 
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